新潟県佐渡市へ家族で旅行しました。時期は11月上旬。お気に入りのキャンプ場に泊まり、おいしい海鮮丼を食べるのが、わが家の佐渡旅行の定番。「宿泊」「移動」の旅費を抑えて、家族で滞在を楽しみました。記録に残します。
佐渡旅行(新潟県佐渡市)
日程と費用
2021年11月3日(水・祝)〜7日(日)
宿泊費:6000円/4泊5日(素泊まり)
レンタカー:1万4130円/4泊5日
ガソリン代:2576円
※旅行中に発生する細かな費用(駐車場料金や食事代など)は上記に含めていません。
新幹線:3万3540円/往復(片道:大人6710円×2人・子ども3350円)
フェリー:1万4060円/往復(片道:2810円×2人・子ども1410円)
- 私
- 妻
- 男児(7歳/小学1年生)
レンタカー
車は「ニッポンレンタカー 佐渡」でお借りしました。「じゃらんレンタカー」で割引クーポンを取得。各種サイトを比較して「じゃらんレンタカー」の利用が最安でした。
佐渡市では定期的にレンタカーや観光タクシーの割引事業を行っています。佐渡旅行を計画するときは佐渡観光ナビを確認するとお得情報を発見しやすいです。
お借りした車両はTOYOTA「ルーミー」。
「ルーミー」は1000ccのファミリーカー。小さな子どもがいると、広い後部座席や自動スライドドアはとても便利ですね。鍵を持って車に近づくと、自動的に車内に柔らかな明かりがともります。いい感じ。
気になったのはブレーキ。制動力が少し弱めで、意識してブレーキペダルを踏みました。乗り心地はフワッとして街中を程よく走るのに快適です。佐渡の細い道をスイスイと走行できました。
4泊5日で約311kmを走行。給油は15.07L。燃費は20.6km/L。主に街中を走行。
観光のきろく
1日目
- 両津港ターミナル
- ニッポンレンタカー 佐渡
- 窪田キャンプ場
- 春日岬
- 佐渡 廻転寿司 弁慶 佐渡本店
両津港ターミナル
新潟港から佐渡・両津港ターミナルまで、フェリーで約2時間30分。カモメがたくさん船の周りを飛びます。子どもと一緒にカモメにえびせんを与えて遊びます。
えびせんを手に持って食べさせることもできますが、くちばしが鋭いので要注意。今回は私が少しケガをしました。念のため、子どもにはえびせんを投げて与えるように伝えました。
カモメはえびせんを上手にキャッチします。何羽も飛んでいるので、投げたえびせんが海に落ちることがありません。
ニッポンレンタカー佐渡
「ニッポンレンタカー佐渡」の利用は2回目。両津港ターミナルへミニバスで送迎があります。徒歩でも訪問できる距離なので乗車時間は短め。
返却時のゴミ捨てサービスはありません。車内のゴミは自分で店舗のごみ箱に捨てます。品質のよい車両を貸してくれるので、私は満足して使っています。
窪田キャンプ場
宿泊は「窪田キャンプ場」。街に程近い佐和田(さわた)の海沿いにあるキャンプ場で、買い物にも出やすくて、佐渡観光の基点にしやすい場所です。
「窪田キャンプ場」の管理人さんに希望を伝えれば、屋内に泊まれます(要電話予約)。ウェブに情報はないようです(2021年11月現在)。毛布や敷布団・テーブルなどが用意されています。海水浴場の避難施設的な場所。
めちゃくちゃ穴場。宿泊するなら防寒対策・ホコリ対策をするとよいです
「窪田キャンプ場」の管理人さんはいろいろ面倒を見てくれて、前年(2020年)の佐渡旅行でもお世話になりました。少しお土産を持参したら、管理人さんから「おけさ柿」をいただくだけでなく、ガスコンロ・ガスボンベ・BBQセット・調理器具・食器類なども貸してもらえました。
いつもお土産以上のお返しをいただいています…
宿泊費:6000円/4泊5日(素泊まり・大人2人+小学生1人)
春日岬
子どもは車内でお昼寝中。ちょうど夕日が見える時刻だったので、子どもを起こさないように「春日岬」までドライブ。「春日岬」は夕日がきれいな場所です。
佐渡 廻転寿司 弁慶 佐渡本店
夕食は「廻転寿司 弁慶」へ。佐渡の回転寿司は「弁慶」と「まるいし」が有名です。
座敷で食事を楽しみました。前年(2020年)の佐渡旅行ではテーブル席を利用。子連れにはテーブル席の方が、お皿が流れてくるので楽しいです。
2日目
- 長浜荘
- 長谷寺(ちょうこくじ)
- 紅葉山公園
- 弥吉丸かに直売所
- 窪田キャンプ場
長浜荘
長浜荘の海鮮丼を食べるのが、わが家の佐渡旅行の目的です。
「長浜荘の海鮮丼を食べる」。わが家の佐渡旅行はこの一言で表せます。この海鮮丼は実に見事で、具材を食べても食べても、なかなかご飯にたどり着きません。佐渡のお魚をおなかいっぱい堪能できます。そして驚くほど良心的な価格!
海鮮丼・並1400円(税込み)
「長浜荘」の海鮮丼は力強くおすすめできます
刺し身の下にも、刺し身が。その下には佐渡名物「いごねり」も入っています。
席からは佐渡・真野湾を眺めることができます。
長谷寺(ちょうこくじ)
道沿いに「長谷寺(ちょうこくじ)」を見つけたので訪問。階段が長くて、子どもと一緒にゆっくり上りました。
紅葉山公園
紅葉の時期なので「紅葉山公園」へ。訪問する人が何人もいました。わが家の7歳児がご高齢のおばあさんに手を振ります。近くに呼ばれて「みかん」をいただきました。子どもを連れていると、周りの人の優しさを実感する機会が多いです。
いつの間にか7歳児がきれいに走れるようになって、驚きました。
旅行の写真撮影に使うカメラ
旅行の写真撮影は、SONYの小さめのミラーレス一眼カメラ「α7C」と、スマホ「HUAWEI P30 Pro」を使っています。
「α7C」はオートフォーカスの性能が素晴らしくて、素早く動く子どもに焦点を合わせながら追い続けてくれます。私にとっては高価な買い物。道具のおかげで、子どもの姿をたくさん撮影できています。
レンズはSONYの単焦点「SEL40F25G」を使用。このレンズは使い勝手がよくて、F値は2.5ですが十分ボケるし「α7C」と合わせれば暗所でも問題ナシ。何よりも軽くて小さくて。「α7C」「SEL40F25G」の組み合わせは旅行でとても使いやすいです。
弥吉丸かに直売所
「窪田キャンプ場」の管理人さんに教えてもらい、カニの直売所を訪問。袋いっぱい(1kg)のカニ足が1300円くらい。激安でした(撮影は忘れました)。
なお、赤泊地域の道路では柿を干している家をたくさん見掛けました。
窪田キャンプ場
「窪田キャンプ場」は道路を隔てて海が目の前なので、とても気持ちいいのです。
子どもは小学校をお休みしたので、キャンプ場で自主課題に取り組みます。
夕食はBBQ。直売所で買ったカニを管理人さんにお裾分けしたら、知らぬ間にBBQセットを用意してくれました(管理人さんはすでに帰宅)。
3日目
- 仙道温泉 湯林荘
- 長浜荘
- 佐渡金山跡
- 佐渡セントラルタウン
- 窪田キャンプ場
3日目の朝はいい天気。深夜に雨が降ったようです。
仙道温泉 湯林荘
朝から営業している「仙道温泉 湯林荘」を訪問。お湯はコーラ色の「モール泉」(植物などの有機物により黒くなったお湯)です。ぬるぬるして気持ちよく、とても温まります。
「加温」「循環」「塩素消毒」の温泉ですが、とてもいいお湯。車がない時代は、佐渡の人は山を越えて、この辺りの温泉まで湯治に来ていたそう。
かつては「仙道温泉 湯林荘」の2階に泊まることもできたそうです。お風呂で地元の人に教えてもらいました。
温泉の管理人さんが不在だったので、受付にお金を置いて入りました(居合わせた地元の人に教えてもらった)。
脱衣所に鍵のかかる戸棚はありません。他にお客さんがいなかったので、気にせず入れました。
浴槽は一つだけお湯を張っています。昔は二つ使っていたんですって。壁にはトキの写真が。
長浜荘
3日目の昼食も長浜荘で。「海鮮丼・並」1400円です。訪問するたびに歓迎してくれます。「お帰りなさい」と迎えてもらえました。
サザエと子ども用のデザートまでサービスしていただけました。「海鮮丼・並」も十分素晴らしいのに。これだから「長浜荘」に通ってしまいます。
佐渡金山跡
子どもの希望で「佐渡金山跡」へ。前年(2020年)も訪問しました。「佐渡金山跡」は少し寒いので暖かい服装で行くといいですね。
佐渡に到着したら両津港ターミナルの観光案内所の訪問をおすすめします。観光地5カ所を巡るチケット(大人1000円・小学生無料)を買えました。とてもお得です。
私は少し疲れていたので駐車場で仮眠。佐渡金山跡の中へは妻と子の2人で行きました
佐渡セントラルタウン
佐和田の街中にある「佐渡セントラルタウン」で食材などを買います。「窪田キャンプ場」からすぐ近くで便利。横にはコメリ(ホームセンター)があるので、薪や木炭もそろいます。今回の旅行では、薪はコメリが最安でした。
佐渡セントラルタウンは朝10時半〜11時くらいになると、取れたての魚が直送されます。とても安くて新鮮。
窪田キャンプ場
たき火は7歳児が担当。まだ手助けが必要ですが、上手に燃やせるようになりました。
夕食はBBQ。肉を塩で味付けして炭火で焼きます。鍋は簡単に調理できて体も温まります。
4日目
- 長浜荘
- 佐渡西三川ゴールドパーク
- 佐渡奉行所跡
- 窪田キャンプ場
長浜荘
土曜お昼の長浜荘はお客さんが多いです。子どもを連れた家族や、グループの方々が見られました。人気がありますね。
佐渡西三川ゴールドパーク
「佐渡西三川ゴールドパーク」では、砂金取りを体験しました。
佐渡奉行所跡
佐渡奉行所跡を見学。葵の御紋が掲げられているのは、佐渡金山が徳川幕府の直轄だったことを表しています。
窪田キャンプ場
日が暮れていくのを眺めます。海の景色が美しい。
毎日BBQ。たき火を管理する子どもは、火の扱いが上手になってきました。
しかし問題発生。子どもの喘息が再発しました。3歳のときに喘息大発作で救急搬送されたものの、その後に回復。今回は煙を吸いすぎて発症してしまった様子。
夜中に妻と交代しながら子どもの様子を見守りました。深夜になって落ち着いて。やっと一安心。
子どもが静かに寝られるようになって、妻と交代して外の空気を吸いに出て。星空がとてもきれい。「家族の健康が何よりも大切」と再確認しました。
5日目
- 国際佐渡観光ホテル 八幡館
- 長浜荘
- ニッポンレンタカー佐渡
- 両津港ターミナル
- 新潟駅
「窪田キャンプ場」の部屋を片付けて、旅行最終日を始めます。
7歳児は海に向かって石を投げて遊んでいました。体を動かすのが、少しずつ上手になってきた。
佐渡国際観光ホテル 八幡館
「国際佐渡観光ホテル 八幡館」の日帰り入浴へ。掛け流しの温泉で、足を滑らせてしまうほどヌルヌルするお湯。露天風呂の風は涼しくて、とても気持ちよく入れました。入浴は1時間くらい。もっと入りたかったな。
日曜日だからか常連さんらしきグループが、入浴・更衣室で休憩を繰り返していました。
長浜荘
旅行最終日も長浜荘へ。フェリーの出発時刻の関係で、店内で食事をせずに「海鮮丼・並」をテイクアウト。電話で伝えていたので、スムーズに受け取れます。
お土産に「おけさ柿」まで頂きました。「長浜荘」とっても好き…。女将さんと一緒に記念撮影もできました。
ニッポンレンタカー佐渡
レンタカーを返却。両津港ターミナルへ送迎してもらいます。フェリーの出発時刻ギリギリで間に合いました。
両津港ターミナル
両津港ターミナルから佐渡汽船のフェリーに乗り、新潟港へ向かいます。フェリーは大きく揺れることもありません。船内で「長浜荘」の海鮮丼をいただきました。4日連続で海鮮丼。佐渡を満喫です。
新潟駅
新潟港に到着してバスで新潟駅へ。新潟駅は再開発の最中で、前年(2020年)に見た風景とは異なっています。来年はこの風景も変わりますね。
上越新幹線に乗車。思ったより乗客が少なかったです。新幹線は楽ですね。こうして佐渡旅行を終えました。
まとめ
佐渡はとても魅力的で、特に食事を楽しむことができました。キャンプ好きの子どもはたき火で遊び、喘息発作の問題も起きましたが、家族で充実したひとときを過ごせました。「家族と健康に過ごす時間がとても大切」。そう実感できる旅になりました。また訪問します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。