ロストバゲージに遭ったら何をすればいいだろう。空港でしておくことを知りたい。航空会社やクレジットカード会社は何を補償してくれるだろう?
こういった疑問に答えます。
ロストバゲージに遭うと戸惑いますよね。その場で情報を集めるのも時間がかかります。結論として、最適な行動は「空港でクレジットカード会社に電話して付帯保険を確認する」です。補償の内容が分かると、次に何をすればよいか見えてきます。この記事では「ロストバゲージに遭ったらすること」「空港から離れたあとの手続きについて」を書きます。
ロストバゲージに遭ったらすること
「荷物が来ない」ことを職員に伝える
航空会社の職員(または空港の職員)に「荷物が来ない」ことを伝えましょう。ロストバゲージの手続きをする場所を教えてもらえます。
ロストバゲージに関する書類をつくる
自分で書ける部分を記入します(名前、生年月日、住所、荷物のタグ番号、フライト番号など)。そのあとに職員と話しながら、細かい情報を記入します(荷物入れの種類・ブランド・色、鍵の有無、荷物の中身など)。
※航空会社によってはサポートがある場合もあります。最小限の身の回りの物を用意してくれるなど。渡航先の場合は少し助かります。航空会社の職員にサポートがあるかを尋ねましょう(わたしは帰国時だったので尋ねませんでした)。
クレジットカード会社(または保険会社)に電話する
書類を作ったら、空港から移動する前にクレジットカード会社(または旅行保険の会社)に電話します。必要な手続きと補償内容について聞きます。補償を受けるためには空港でしておく手続きがあります(航空会社に保険申請用の証明書を請求する)。
わたしは保険会社に電話するのが遅れて、航空会社のカウンターが閉まってしまいました。空港で航空会社に電話して必要書類の送付を依頼しました
ロストバゲージに遭ったときは、クレジットカードの付帯保険が役に立ちます。空港でカード会社に電話しましょう。補償の内容やその場で必要な手続き(航空会社から書類を貰う)などを教えてくれます。
今回は衣類購入費など(上限10万円)が支払われそうです。助かる😃#ロストバゲージ pic.twitter.com/BcqAhujOIt
— IMA (@imablog) 2019年2月2日
作った書類を税関に渡す
全ての書類を税関に渡すので、念のため書類の写真を撮っておくと安心です。
必要な衣類や日用品を購入する
保険の補償内容が分かれば、安心して必要な品物を購入できます。成田国際空港の場合は構内にコンビニやユニクロがあり、手軽に衣類や日用品を購入することができます。
空港から離れたあとの手続きについて
領収書(またはレシート)を保管する
購入した品物を証明する領収書(またはレシート)は、保険の手続きをする上で必要です。大切に保管しておきましょう。
保険会社から届く書類に記入して返送する
保険会社から届く書類に必要事項を記入します。その書類と共に必要書類を同封して返送します。必要書類は、航空会社からのロストバゲージの証明書、領収書(またはレシート)、フライトチケットの半券(または航空券の予約確認書)などです。
クレジットカードの付帯保険を使います。保険会社からの書類に記入して、ロストバゲージを証明する航空会社の書類・購入した衣服の領収書などを用意。投函しました😃#ロストバゲージ pic.twitter.com/02FExSclwE
— IMA (@imablog) 2019年2月9日
保険会社からの電話に対応する
保険会社から電話があるので、質問に答えます。「荷物が手元に届いた日時」「購入品の内容」「購入品と同じ種類のものが荷物内にあるか(例:上着・帽子)」など。確認を終えると、銀行振り込みの日付を教えてもらえます。これで手続きは終了です。
保険会社から電話がありました。衣類を購入した費用が1週間後くらいに振り込まれます。助かる😃
ロストバゲージのおかげで、クレジットカードの付帯保険について学べました。LCCを使う旅では「寄託手荷物遅延費用」「乗継遅延費用」「出発遅延費用」の補償は心強いです😌#ロストバゲージ pic.twitter.com/BgET2pnNeg
保険会社から振り込みがありました。98,388円😃
セゾン・アメックスのクレジットカードを使っています。AMEXは東南アジアで使いにくい。しかし旅行の特典や付帯保険の補償内容が心強いです。年会費は旅行保険分という印象になりました。わたしのいまの生活に合っているようです。#ロストバゲージ pic.twitter.com/1qM5rMtz3H
— IMA (@imablog) 2019年2月18日
ロストバゲージに遭った航空会社
わたしがロストバゲージに遭ったときの航空会社はVietJet Air(ベトジェットエア)です。ハノイ(ノイバイ国際空港)から東京(成田国際空港)へ飛びました。出発が遅れて、成田国際空港に着いたときは午前10時ごろ。50個くらいの預け荷物が届かないアクシデントでした。
VietJet Air(ベトジェットエア)の職員さんはとても好印象です。大勢に対応する忙しさの中でも、丁寧な姿勢で書類作成を素早く進めました。ロストバゲージには驚きましたが、この航空会社をまた利用したいです。
ロストバゲージ後の荷物について
2日後の夜に配達で受け取ることができました。鍵のないリュックですが盗難もなく、あえて言えば「新品で買った本が汚れていた」くらい。「税関で中身を確認したときに汚されたのかな?」と思う程度で気になりませんでした。
ロストバゲージで得た経験と対策
ロストバゲージのおかげで、クレジットカードの付帯保険の内容を覚えることができました。知らなかった補償内容も確認できたので、飛行機を使う旅の安心感が増えています。
わたしの使った旅行保険
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの付帯保険です。保険期間が90日で補償内容もしっかりしているため、わたしは他の旅行保険を契約していません。特典や付帯保険が充実している割に、年会費が手頃なので(年会費2万円)、旅行にでかける機会が多い人にはお勧めしやすいカードです。
旅行で役立つ補償内容(フライト/海外)
※下記は全て「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」の補償内容です。
寄託手荷物遅延
預け荷物が届かない場合(ロストバゲージ)に対応します。私の場合は上限10万円までの「購入した衣類・日用品」の金額が補償されました。
※48時間を超えても預け荷物が届かない場合には、さらに上限10万円まで「48時間から96時間までに購入した衣類・日用品」の金額が補償されます。
出発遅延・欠航・搭乗不能
出発予定時刻から4時間を超えた遅延や欠航などで、代替便に搭乗できない場合に補償されます。LCCを使うときに心強い。
乗継遅延
遅延により乗り継ぎ便に搭乗できない場合に補償されます。LCCを使うときに心強い。
【まとめ】ロストバゲージはクレジットカード会社に電話を。付帯保険の補償が役立ちます
ロストバゲージに遭うと心細いですね。そのときに、クレジットカードの付帯保険や旅行保険があると、安心して次の行動に移りやすいです。ロストバゲージの書類を作りつつ、クレジットカード会社や保険会社に電話しましょう。補償内容が分かれば、必要な品物を十分に購入できるので、旅が続けやすくなります。
ロストバゲージには遭いたくない。でも旅をすれば遭遇することもありますよね。そのときの対応を知っておくと、より旅を楽しめます。この記事がロストバゲージに遭ってしまった方に役立ちますように。
編集後記
わたしは20代のときに大きく失敗をして、クレジットカードを作れない状態になったことがあります。「信用情報がブラック」といわれる状態でした。回復して始めて持てるようになったのが「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」。だから、このカードには思い入れがあります。
ロストバゲージに遭ったのは災難でしたが、そのおかげでカードのメリットを再確認できました。引き続き旅のお供に活用します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。