借りている畑を返しました。無肥料無農薬の土づくりは、いったん終了。

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借りている畑と除草剤の撒かれた側溝
畑の貸主から連絡があり畑を返しました。無肥料無農薬を目指してひたすら土をつくる3年間は、ここでいったん終了。今回の件では畑を借りるリスクを痛感しました。

ホントはしばらくショックでへこんでたよ!!!(´Д⊂ヽ

生える草の種類や高さがそろうようになってきたから。土の質が均一になってきたと思っていました。育てた土がなくなっていくのはつらいです。でも……

もう回復したよ!!! またがんばりましょうかね(*’ω’*)

ことのいきさつ

草を伸ばしすぎて、持ち主から断られてしまいました。無肥料無農薬の野菜作りをするために、適切な土が必要になります。土づくりは「植物の力を使って肥毒を抜く」ことを考え「夏は草を生やして適宜に草刈り」「冬は麦を播いて土づくり」の方法をとりました。頻繁に草刈りには行きません(そのぶん草刈りは重労働)。慣行農法が一般的に行われている地域だから、畑に伸びる草の風景が珍しく映っていたのでしょう。周りの目を気にする貸主は、この風景を快く思いませんでした。そして来た連絡は「畑作業を止めてほしい」。そして貸主による除草剤散布でした。

目指す無肥料無農薬農法はもちろん除草剤を使いません。除草剤散布はマイナスです。ひたすら土作りを続けた3年間の労力と時間とお金が。あああ。無断で除草剤を撒かれると、土の状態を記録できないので、畑作業の履歴・数値を残せないです…。

今までの夏

草の生い茂った夏の畑

畑に生やした草たちを、

畑の造林鎌とバケツ

刈払機(燃料はガソリン)や造林鎌を使って

生い茂った草を刈り取っている途中の畑

どりゃぁぁぁぁああああ!!!っと刈っていきます。農作業ダイエット。

草刈り終了後の夏の畑

畑の半分(1反)を刈るとこんな感じになります。側溝はまだ刈っていません。

気付いたこと

周りとの調和が大切(土と種、人と自然、人と人)

無肥料無農薬栽培を志した先人は、周りの批判を受けながらも野菜を作れるようになったそう。どうやって周りと調和してきたのか(農業講座でもっと聞いておけばよかった)。Facebookでは無断で畑に大量の堆肥を入れられた小麦農家の事例を読みました。また北海道のメロン農家の方は除草剤で商品を枯らされたそう。どうすれば周りの人と調和しながら進められるのか。ここがわたしの課題になりそうです。うまくやってきた人から学びたい。

借りる期間を定める

畑を借りるときには、借りる期間を明確にした方がよいですね。貸主の胸三寸で「返して」となるのは仕方ないにしても、無断の除草剤の散布はショックです。期限が定まっていれば返すまでに土の調査をする時間もありますから。

知識の共有・理解に必要なコミュニケーションを持つ

貸主との間で共有する知識・理解が必要ですね。適度なコミュニケーションが必要です。その土地に住む貸主には、地域の人とのつながりがあります。周りからの視線や、畑はこうあるべきという農家の価値観があります。草を生やすことから生まれる貸主の心理的な重圧は、わたしが想像するよりも大きかったのでしょうね。やり取りの中で、その重圧をくみ取れませんでした。

無肥料無農薬の野菜作りに、どのような価値があるのか、もっと伝えられたらよかったな。

これから

農作業をする機会がなくなったので、東京に住みながら野菜作りができるタイミングを待ちます。それまでは本を読んだり講座を受講したり、準備をしておこうかな。今回の件はショックでしたが、3年間の経験を得られたと解釈して次に向かいます。ありがとう畑。さよなら畑。

編集後記

異なるものに対する拒絶は、田舎にいけばいくほど大きくなるのかもしれません。人と自然が、人と人が、どのように調和しながら生きていけるのか。わたし自身が世界への向き合い方を問われているような気がします。さて。気持ちを切り替えて、今月は海外旅行にでも行って別の世界を見てこようと思います。世界は知らないことだらけですものね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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借りている畑

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