食材をたくさん冷凍保存したいけど「冷蔵庫の冷凍室」に入りきらない。「一度にまとめて買いたい」「買い物の回数を減らしたい」「いろいろ冷凍したい」なんて思うことはありませんか?
わが家はこの問題に直面して「冷凍庫を増やす」という解決方法を取りました。選んだのは「上開き冷凍庫」。これが正解で大量に食材を保存でき、買い物の回数が減りました。「上開き冷凍庫」は想像よりも使い勝手がよいです。おすすめできるので、ご紹介します。
「上開き冷凍庫」を知ったきっかけ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を警戒して、食料備蓄を始めたのがきっかけです。「なかなか買い物に行けない」「食料が買えなくなる可能性もあるかしら?」と考えたから。東日本大震災のときに、食料品店やコンビニで食材が買えなかった経験があるので
万が一のために、食料を保存・備蓄をしておこう
と考えて「上開き冷凍庫」を見つけました。
買ってみたら使い勝手がよいではありませんか。
「冷蔵庫の冷凍室」より、頻繁に使うようになりました
「危機管理」のつもりが「生活改善」になりました
「上開き冷凍庫」を選んだ理由
冷凍庫を選ぶときに迷うのが「扉の開き方」です。「横開き」と「上開き」では、使い勝手が異なります。「横開き」の方が取り出しやすそう。わが家は「たくさん保存すること」を優先して「上開き冷凍庫」を選びました。購入後の感想は
「たくさん保存する」目的で「上開き冷凍庫」を選んだのは正解でした
「上開き冷凍庫」のメリット
頻繁に使う食材を取り出しやすい
意外なことに「頻繁に使う食材」を取り出しやすいです。常用する食材は、保存する位置が自然と決まります。私はコーヒー豆と鶏モモ肉をよく使います。これらの食材は冷凍庫内で取り出しやすい位置に収まっています。
コーヒー豆は「引っかけバスケット」に入れるので、フタを開けてすぐ取り出せます。
大きな食材が入る
収納できる空間が大きいので、食材の形や大きさを気にせず冷凍保存できます。これは便利。食材は冷凍して固まるので、仕切りがなくても上に載せることができます。
大きさが分かりやすいように、一升瓶とペットボトル2Lを並べました。庫内は深さが十分あります。一升瓶を寝かすには少し狭いですね。冷凍庫は145Lです。
フタが作業台になる
冷凍庫のフタが上に開くので、普段は冷凍庫の上にモノを置きません。これがとても便利で、必要なときにすぐ「冷凍庫の上の空間」を使えます。調理中の鍋を置いたり、コーヒーを入れたり。
台所を広く使える
上開き冷凍庫はおなかより低い位置にあるので、上半身の動きをじゃまされません。台所を広く使えます。これがとても快適。使って初めて、この利点に気付きました。
割と静か
割と静かな作動音です。「風が吹いているようなコーッという音」は聞こえるものの、私は気にならないくらい。わが家で購入した「上開き冷凍庫」(ハイアール145L)は、機械の振動音が小さくて割と静かだと思います。
他社製品では振動音が気になる冷凍庫もあるようです。その場合は「東京防音」の「ニューしずか」が効果的だそう。わが家は「ニューしずか」を洗濯機に利用しています。防音効果がしっかりありますよ。振動音が気になる場合は、おすすめです。
「上開き冷凍庫」の気になるところ
食材を一遍に把握できない
冷凍庫の深いところまで食材を入れられる半面「保存した食材を一覧で見られない」デメリットがあります。食材管理に工夫が必要かもしれません。
わが家の場合は「上開き冷凍庫」に入れる食材が決まっているので、「あの食材はこの辺りに入っている」という感覚で使えています。
他の人と情報共有が必要
他の人と共有して使う場合は、何を保存しているのか情報共有が必要です。
収容量が大きいので、奥(底)の食材が見えません。そのため、他の人が保存した食材を把握できなくなる可能性があります。
情報共有ができれば問題ありません
下の方の食材を取り出しにくい
冷凍庫の下部に収めた食材を取り出すときに、同時に他の食材を取り出す必要があります。取り出しにくいのがデメリットですね。
買うときの注意点
購入前に寸法をしっかり確認する
買うときに「103L」と「145L」 のどちらを買うか検討しました。「103Lの寸法は台所に収まる。145Lは少し大きいくらいだから大丈夫」と考えて、大きい方を購入。配達されたら想像より大きくて。予定の場所に配置できず、笑ってしまいました。
*台所用品の配置を変えることで、いい感じに収まりました。
アース線の加工が必要な場合もある
冷凍庫なのでアース線を接続します。しかしアース線が丸形端子だったので、取り付け口(ネジを回すタイプ)に適合しません。そこで丸形端子を加工しました。ハサミで切って写真の形に。これで問題なく取り付けることができます。
年間電気代を確認する
「上開き冷凍庫」を検討するときは、省エネ性能が高いものを選びました。購入したハイアールの冷凍庫(JF-NC145F)は、省エネ達成率が123%(2021年度)。省エネ評価がよいです。予想される年間電気代(50Hz)は5454円。常に電気を必要とする道具なので、年間電気代の確認は大切と考えています。(電気代は価格.comより)
追記:友人は前開き冷凍庫を購入(2020/06/07)
友人から冷凍庫購入について相談を受けました。何度かやり取りして私の経験を伝えたところ「前開き冷凍庫(ハイアール/153L)を購入したよ」と連絡をもらいました。
友人は高齢のご家族と一緒に住んでいるので、親御さんが食材を取り出しやすい「前開き冷凍庫」を選んだそうです。
高齢の方と一緒の家庭では「前開き冷凍庫」は「使いやすくて優しい」ですね。
まとめ
「危機管理」のために購入した「上開き冷凍庫」ですが、いまや「使い勝手のいい日常の道具」になりました。「食料が常にたくさんある」感覚を得られて、生活の安心感が増えます。この記事が「冷凍庫を増やしたい」と思う人の参考になりますように。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。